GTDに再チャレンジ

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則


アメリカで大流行した(らしい)仕事術「GTD」を、その提唱者であるデビッド・アレン氏が解説した本。「GTD」とはGetting Things Doneの略で、「仕事を片づける」というような意味らしい。

二年前、この本を読んだときには、これで仕事がうまく片付くような気がしたんだが。GTDをわたし流に要約してみると、「TODOや気になることをすべて記録し、具体的なタスクに分解し、それを所定のフローに沿って片づけていく」手法となる。だが、今の自分の状況を振り返ってみると、ぜんぜん仕事が片付いてない。こいつはいったいどういうことだ!

この本が嘘っぱちだった、といいたいわけではない。わたしのGTD実装方法が間違っていたのだ。実装。そう、GTDを実践するには、実装からスタートする必用がある。たとえば、「7つの習慣」のフランクリ・プランナーは、専用のバインダーとリフィルが用意され、マニュアルに従えば、とりあえずは誰でも、「実装」というスタート地点においては、同じところに立つことができる。

しかし、GTDの実践には「何を使ってもいい」となっていて、たとえばここで、コピー用紙とボールペンなんかでとりあえず実装してしまうと、かなりの確立で挫折してしまうんじゃないだろうか。

正味な話、わたしもGTDに挫折したクチなんだけど、あちこちのブログでGTDで成果を上げているらしいことを見聞すると、いいなーと素直にうらやましく思う。最近、特に時間がないし、仕事のレベルを引き上げたいとは常々思っているし、Lifehacking.jpで「GTD 再入門」という連載も始まったことだし、ここで一丁、GTDに再チャレンジしてみるか、と決意し、ここに表明してみる。