6月2日(火)

神奈川の某社某工場へ。食品残渣を有価で買い取れないか検討するため、関西から飼料商社と肥料商社の社長に来ていただきました。わざわざありがとうございました。

駅でこんなポスターを発見。
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坂の上の雲」がドラマ化するし、三笠は一度見に行きたいですね。「東郷元帥展」もやってるそうです。

そういえば、「坂の上の雲」で司馬遼太郎は、東郷平八郎を「この人だけは、賢かったのか無能だったのか、わからん」というようなことをいっていました。大事な艦を沈めた部下に、東郷が黙って紅茶を勧めるシーンがありますが、このあたりはもう、リーダー論を超越した何かを感じますね。

司馬遼太郎は、対象を徹底的に取材し、自分の中で咀嚼できてからでないと、人物や物事を描くことができない作家ではないかと思いますが、たまにその手法ではとらえきれない人物がいて、「坂の上の雲」の東郷や、「飛ぶが如く」の西郷がそれに当たるのではないかと思います。

東郷は主要人物ではないので、描けてなくても、作品自体に与える影響は大きくないのですが、西郷は主役そのものなのでそうはいかず、だから「飛ぶが如く」は、私の中では、司馬作品としては今ひとつな印象があります。