頭がよくなる「図解思考」の技術

頭がよくなる「図解思考」の技術

頭がよくなる「図解思考」の技術


お客さんと打ち合わせするときは、ノートを相手に見えるようにおいて、そこに重要な事項を書くようにしています。相手の言っていることと、こちらの理解が食い違っていた、ということを防ぐためです。

しかし、キーワードを羅列するだけではメモとして不十分だし、打合せの場で文章をいちいち書いていられない。そこで絵というか、図のようなものを書くわけです。キーワードをぐるぐる囲って、線を引っ張って。これも完璧ではないにしろ、キーワードのみよりはずいぶんましです。

本書では、図解によるメモをとることを推奨しているわけですが、予め話の展開を予測しながら、様々なフレームワークを駆使して図解していくという点が、わたしのこれまでの適当なメモと違うところです。

絵も、この本に載っている程度なら描けるし、現場でのメモとしては実用的でしょう。たとえば、4トン車、と書くよりも、適当なトラックの絵を描いて、荷台に「4t」と書き入れる方がよほど速い。問題は、その絵がトラックに見えるかどうかですが、お客さんに「いやー、これトラックなんですよエヘヘ」とでも言えば、シビアな価格交渉の場が和む、かも知れません。

わたしも、次の打合せから、メモに積極的に絵を取り入れようと思いました。