「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!


両親の影響もあり、幼少のころのわたしは比較的リズム正しい生活を送っており、朝早く起きることも苦ではありませんでした。目覚まし時計が鳴る数分前に目覚め、活動をスタートすることができました。遅刻もほとんど無し。

しかし、社会人になってからこのリズムが崩れはじめ、特に中年のおっさんといえる年齢になってからはガタガタです。目覚ましが鳴る数分前に目覚めるという特殊スキルは健在ですが、そこで起きることができず、アラームをちょっと遅らせては眠ることを繰り返し、ギリギリまで布団にいるダメ人間になってしまいました。

これではいかん! あのころの早起きできていたオレを取り戻す! そこでこの本です。

早起きのためのリズムをどうやって作るか。また、早起きすればどんな効果があるか。そういったことを述べた本です。筆者の遍歴とか、仕事の進め方とか、タイトルとは関係ない記述もわりと多いですが、それも含めておもしろいのでまあいいでしょう。

文中、スリープトラッカーという腕時計型の目覚まし時計が紹介されています。


人間の睡眠は、深くなったり浅くなったりを繰り返しているそうで、浅いときは身体がよく動くそうです。寝返り打ったり。この時計は、それを感知し、アラームを鳴らす時刻に近く、かつ眠りが浅いときに起こしてくれるという、すごい目覚まし時計です。

早速購入して使ってみました。やはり、アラームが鳴る直前に目が覚めます。スリープトラッカーが、わたしが目覚めやすい時刻を感知してアラームを鳴らす前に、わたしがそれを感知して目覚めてアラームを止めてしまう。ある意味、戦わずして勝っているのかもしれませんが、その後寝てしまうからやっぱり負けてることになるのでしょうか。

そのうち、眠りが浅くても、スリープトラッカーが感知しないよう、身体を動かさないようにして眠ることができるようになり、なんだか意味がないのでスリープトラッカーは使わなくなりました。

で、結局、となりの部屋に目覚まし時計を置くことで、早起きに挑戦しています。なぜかこれだと、アラームが鳴るまで寝ていますし、それを止めるには起きなければならないので、効果が高い。

結局のところ、早起きには近道はなく、生活のリズムを整えるという王道しかありません。先のスリープトラッカーも、決して夢の道具ではなく、それを支援するためのツールでしかありません。

父母が躾けてくれた、早寝早起きというリズムは、とてもありがたく、得難いもので、社会人になってそれを捨ててしまった自分を悔いつつ、再度そのリズムを身につけようと、もがいているところです。