100冊ほど自炊したので、考えたことをまとめてみる

iPad2も入手したことだし、本の自炊作業を進めています。すでに100冊程度、自炊しました。
そこで、自炊しながら考えたことを、少しまとめています。

自分でやることかどうか

本の自炊作業は手間がかかるもの。最近は、自炊を外注できる業者も増えているようです。「iPadバカ」で著者は、自炊が手間なのでこういった業者を使った、と述べています。

iPadバカ タブレットにとり憑かれた男の究極の活用術

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一方で、わたしは自分でやることを選びました。スキャナは元からありましたが、裁断機は自炊のために買いました。
本というものには、いろんな思いがつまっていることと思います。たぶんもう読み返すことはないだろうけど、捨てることができない。
そんな本でも、電子化すれば捨てやすくなるのでは、と思ったのが、自炊に取り組んだ動機なのですが、正直なところ、思い入れのある本を裁断機でバッサリやるのは抵抗があります。しかし、いつまでも古い本を本棚に並べておくのはどうか。
ならば、せめて他人の手に任せず、自分の手で裁断しよう、と思ったわけです。

どの本を裁断するのか

本棚には、色々な本を分類して並べています。今のところ、主に、上記のように、昔読んで感銘を受け何度も読み、捨てるに捨てられない本を自炊しています。
中には裁断を迷う大事な本もあって、そういうのは無理に裁断せずにおいてあります。
また、未読の本も裁断していませんが、ひょっとして、自炊してiPadに入れておけば、読むのが進むかもしれませんね。
「読んでから自炊する」から、「自炊してから読む」に、今後の読書スタイルが変わっていくかもしれません。

本棚を空にする

本を読みながらも本の無い生活、というのが理想です。そのためには、自炊を継続して続けることが必要です。習慣にまでもっていければ、いいですね。

そのためには、以下のようなことに注意しています。

1)流れ作業で

一冊ずつやっていると、いつまでたっても終わりません。
わたしは、同じ大きさの本を10冊程度、まとめて作業しています。

最近では、作業にかける冊数をもっと増やしてもいいか、と思っています。

2)作業の各工程を終わらせない

カバーを外す、裁断する、スキャンする、結束して廃棄する、……というのが大まかな自炊の流れです。たとえば、裁断した本を全部スキャンしてしまうと、次回の作業に取りかかるとき、心理的なハードルが高くなる気がします。
反対に、スキャンする本を残しておけば、次回に取りかかりやすくなります。そして、取りかかることができれば、スキャン中に裁断するなど、また作業を進めていけばいいのです。

3)iPadに入れてニヤニヤする

自分の本がiPadの画面に並んでいるのを眺めると、モチベーションが上がります。

ということで、本棚が空になる日まで、がんばって自炊進めます。