40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則

40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則

40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則


本屋に行くと、「20代のうちにやっておくべき~」「30代のうちに~」といった、世代別の読者を想定した本が目立つ。最近流行っているのかな?

仮に、「20代のうちにやっておくべき~」という本を手にとってみたとしよう。僕は今年41歳になったが、こんなおっさんになった今でも、全然できていないことがそこに羅列されていたらどうしようか。
これが40代向けとなると、さらにハイレベルで、実現不可能なことばかり載っているにちがいないんだ。

そんな恐怖から、世代別本は立ち読みさえしたことがない。
しかし、失敗談なら読んでみてもいいか。人の失敗談はおもしろい、というではないか。

先輩のおっさんたちは、この40代というシーズンを、どのようにして駆け抜け、どんな失敗をしたのか。そんな興味から、この本を読んでみたが、自分の身につまされる失敗談ばかりで、安心どころか冷や汗が流れてくる内容だ。

また、職場以外で自分の居場所を作ることも、大切だと思った。地域のコミュニティへの参加など、そういったことはとても大切なのだ。

冒頭、「40代は人生を変える最後の時期です」というようなことが書いてあり、それまでうまくいっている人がつまずいてしまったり、逆に、それまで冴えなかった人が輝き出すこともあるという。

40代になる前は、40代というのはもうかなりのおっさんで、人生定まっているぐらいの年代だと思っていたが、自分がなってみると全然そんなことはなく、20代の自分が見たらがっかりするぐらい、20代のときと同じようなことでつまずいたり、悩んでいたりすることに、愕然とする。

とはいえ、40代のおっさんになったわたしは、たしかにあのころとは違うはずだ。成長もしている。いっぽうで、チャンスはガリガリと減っていく。なんとかやっていくしかないのだ。