40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則
40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則
- 作者: 大塚 寿
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本屋に行くと、「20代のうちにやっておくべき~」「30代のうちに~」といった、世代別の読者を想定した本が目立つ。最近流行っているのかな?
仮に、「20代のうちにやっておくべき~」という本を手にとってみたとしよう。僕は今年41歳になったが、こんなおっさんになった今でも、全然できていないことがそこに羅列されていたらどうしようか。
これが40代向けとなると、さらにハイレベルで、実現不可能なことばかり載っているにちがいないんだ。
そんな恐怖から、世代別本は立ち読みさえしたことがない。
しかし、失敗談なら読んでみてもいいか。人の失敗談はおもしろい、というではないか。
先輩のおっさんたちは、この40代というシーズンを、どのようにして駆け抜け、どんな失敗をしたのか。そんな興味から、この本を読んでみたが、自分の身につまされる失敗談ばかりで、安心どころか冷や汗が流れてくる内容だ。
また、職場以外で自分の居場所を作ることも、大切だと思った。地域のコミュニティへの参加など、そういったことはとても大切なのだ。
冒頭、「40代は人生を変える最後の時期です」というようなことが書いてあり、それまでうまくいっている人がつまずいてしまったり、逆に、それまで冴えなかった人が輝き出すこともあるという。
40代になる前は、40代というのはもうかなりのおっさんで、人生定まっているぐらいの年代だと思っていたが、自分がなってみると全然そんなことはなく、20代の自分が見たらがっかりするぐらい、20代のときと同じようなことでつまずいたり、悩んでいたりすることに、愕然とする。
とはいえ、40代のおっさんになったわたしは、たしかにあのころとは違うはずだ。成長もしている。いっぽうで、チャンスはガリガリと減っていく。なんとかやっていくしかないのだ。