仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか (幻冬舎新書)


わたしは筋トレが趣味なんだけど、自己紹介なんかするときに「趣味は筋トレなんです」とはなんだか言いにくい。筋肉バカと思われるのがなんだかいやだからかもしれない。

著者は「筋肉」を、「英語」「IT」「金融知識」に並ぶビジネススキルだ、とする。ならば、プロレスラーと間違われるほど筋肉が付いたわたしはかなり仕事ができるということに? ……いや、そこはね。まあ、自分で「わたしは仕事ができます」とは口が裂けてもいえないけどね。正味な話、ミスばっかりでして。

筋トレしている人はわかると思うけど、筋肉をつけるには、生活のリズムを整え、食事を見直し、苦痛に耐え、それらを継続しなければならない。だからこそ、仕事ができる人は、筋トレをしても優秀だ、という。

ではなぜ、仕事ができる人は筋トレをするのか? 腰痛が治るとか、肩こりしないとか、それぐらいの効用はわたしも実感しているが。著者は、そういった身体面にとどまらず、筋トレはメンタルに効く、とする。

曰く。精神的にタフになる。思考がポジティブになる。直感力が高まる。クリエイティビティが磨かれる。など。確かに、身体は精神と別個のものではない。たとえば、歩くことは脳を刺激するというし、筋トレとメンタルは密接につながっているのかもしれない。

筋トレの具体的な方法は載っていないが、なぜ筋トレが必要なのか、続ける工夫、スポーツクラブの選び方などにも触れる。

わたしは、継続することには成功したんだけど、最近マンネリ気味だったので、この本はいい刺激になりました。