自販機だと思え

帰宅すると、家族がプンプン怒っている。聞けば、携帯電話の修理にショップへ訪れたものの、あまりに対応がひどかったらしい。

怒るのももっともなんだけど、こういうところでまともな接客を期待してはだめなのだ。わたしは、ひどい接客に当たったときは、相手のことを「自販機なんだ」と思うようにしている。自販機なら、怒りも冷めようというもの。

自らは与えても、他から与えられることは期待しない。このぐらいに覚悟していれば、ちょうどいいのかもしれない。

ひょっとしたら、そのひどい接客の担当者も、かわいそうな人なのかもしれない。職場が忙しすぎて手が回らないのかもしれないし、昨日いやなことがあったのかもしれない。そもそも、そういう些細なことに怒りを覚えずスルーすることが望ましいし、一時的に怒りを覚えても、すぐに許してあげるほどの余裕を持ちたい。