使える読書
- 作者: 齋藤孝
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 新書
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わたしは、どうも読書の分野が偏っていて、これを矯正するために、人から本を薦められると、喜んで読みます。なので、先日紹介した「あばれ奇兵隊」なんかは自らは読まないんですが(というか、あんな本は普通の書店に並んでないので手に取りようもないわけですが)、薦められて読んでみると、やはり発見があるわけです。
その後、我がイーコスの専務が「タムラ君、またいいのが入ったよ」とうれしそうに言うので、会議室の本棚を除いてみると、「殉国の士 吉田松陰先生」という、朽ち果てかけた本が。奥付を見ると、発刊は太平洋戦争中。早速借りてきて読んでますが、これは新幹線でビール飲みながらは読めませんね。そのうちここで紹介しますが、先日感想文を上げた、「西郷南洲遺訓」ど同様、現代日本人に足りない何かが、ふつふつと文面にたぎっているような気がして、正座して読むのがしっくりきます。
脱線しましたが、この「使える読書」は、3色ボールペン読書術で有名な著者による、読書論。様々なジャンルのお薦めの本も、多数掲載されていて、この著者がどんな本を薦めているのか気になり、買ってみました。
掲載されているいろいろな本に興味をひかれましたが、まず購入したのは「星の王子さま」。え? なぜかって? わたしも中年という年頃だからですよ。詳しくは本書の解説を。
それから、前文の、著者独自の読書論はなるほどと思いました。本から感銘を受けた文章を引用して会話に応用できれば、それは会話術であり、さらには交際術となる、と。