7月19日環境省発表

オフセット・クレジット(J-VER)制度における対象プロジェクト種類の追加について(お知らせ)

環境省では、平成20年11月に国内の温室効果ガス排出削減・吸収プロジェクトにより実現された排出削減・吸収量をカーボン・オフセット※に用いることができるクレジットとして認証するオフセット・クレジット(J-VER)制度を創設しました。
・J-VER制度の対象となるプロジェクト種類を拡充するため、特に市場ニーズの高い温室効果ガス排出削減プロジェクトのアイデア等について、オフセット・クレジット(J-VER)運営委員会及び運営委員会の下に設置された技術小委員会において方法論(案)を検討してまいりました。
・今般、これらの検討を踏まえて、新たに2種類のプロジェクト種類を本制度に位置づけたのでお知らせします。

自らの温室効果ガス排出量のうち削減困難な部分を、他の場所で実現された排出削減・吸収量をもって埋め合わせる活動。

1.オフセット・クレジット(J-VER)制度について

 オフセット・クレジット(J-VER)制度は、国内のプロジェクトにより実現した温室効果ガス排出削減・吸収量をカーボン・オフセットに用いられるクレジットとして認証する制度です。本制度においては、対象となるプロジェクト種類を予め「ポジティブリスト」として提示し、プロジェクト登録のための適格性基準や、排出削減・吸収量の算定・モニタリングの方法を定めた「方法論」を作成しています。
2.今般追加されたプロジェクト種類の方法論の概要(資料1・資料2)

資料1
石炭から未利用のバイオマスへのセメントキルン燃料代替 概要図
資料2
家畜排せつ物の管理方法の変更 概要図

 これまで、本制度の対象プロジェクトとして28種類が公表されていました。今般、新たに2種類のプロジェクトを承認し、本制度の対象プロジェクトは合計30種類となりました。
 なお、最新のポジティブリスト及びその方法論は、事務局のHP(http://www.4cj.org/jver/index.html)に掲載いたします。