ケータイで産経新聞を読む

最近、iPhoneで気に入っているアプリが、「産経新聞」。
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紙面をそのまま、画像にしてるだけなんだけど、タップとドラッグ、フリックで、スクロールや拡大縮小、紙面送りを軽快に操作できる。しかもこれが無料というのはすごい。

新聞、というメディアのスタイルは、IT全盛の現代においても、非常に便利だと思う。どこでも安く買える、手荒く扱ってもよい、紙面を一覧することでおおざっぱに情報を把握できる、といった利点は、PCやケータイがいくら発達してもかなわないところだろう。

一方で、朝日、毎日、産経といった新聞社が赤字だという。毎日新聞はその原因として「若年層を中心として深刻な購買離れによる販売部数の低迷」を原因の一つとしている。

しかし、逆に言えば、これらの新聞のコンテンツというのは、若者向きではない気がするんだけどなあ。若者向きでないんだから、若者が読まないのは当然ではないか。上記のように、新聞の利点をあげているわたしも、実はすでに新聞をとっていなくて、iPhoneで久しぶりに読んでみて、このようなことを思った次第だ。

若い世代が拒否しているのは、紙に活字を印刷するという新聞のスタイルでなく、その中身なのではないのかな。